視能訓練士

めがね

視能訓練士の仕事とは?

視能訓練士は、目のスペシャリストに与えられる国家資格です。
日本では技能訓練士は1971年に視能訓練士法が制定され、この法律に基づく国家資格として誕生しました。
日本ではまだ新しい国家資格ですが、欧米では古くから活躍しており、よく知られている職業です。

超高齢化社会の日本では、加齢による目の疾患が急増しています。
視能訓練士は目の治療に必要な視能検査を行うほか、視力訓練、目の健康診断、目のリハビリなど行っています。
視能訓練士の主な業務は次のようなものです。

■視能検査
視能検査というと、円が欠けたマークを見て視力を計る検査を思い浮かべるひとが多いのですが、このような視力検査だけでなく、眼圧、視野、涙液、動向などさまざまな目の検査に加え、超音波や写真撮影などによる検査も行います。

これらの検査結果によって目の治療が行われるのですから、正確な検査結果が求められます。
目は細かな神経が集まっており、とても複雑な器官です。
正確な診断が適切な治療につながるため、視能訓練士の役割は重要です。

■訓練
人の資格は6歳ごろまでに大人と同様の視力に発達しますが、赤ちゃんのときには視力は0.02程度しかありません。
子どもの頃にものを見る働きが邪魔されると、視覚が育ちにくくなります。
視能訓練士は、子どもの視覚の発育を促す訓練を行います。

■健康診断
保健所、学校、職場などの集団検診で視能検査を行います。

■リハビリ
治療では資格の回復が困難な患者さんに対し、残っている視力や視野を生かすためのルーペや拡大読書器などの補助具に関するアドバイスや、スムーズに使えるように訓練を行います。

視能訓練士になるためには?

視能訓練士の資格を取得するためには、国家試験に合格しなければいけません。
また、視能訓練士国家試験を受験するためには、決められた条件を満たす必要があります。

(1)高等学校を卒業したあと、政府が指定した視能訓練士を養成する大学、専門学校で3年以上学ぶ。
(2)大学や短大、規定の専門学校を卒業したあとに、視能訓練士を養成する専門学校などで1年以上学ぶ。
(3)外国の視能訓練士養成学校を卒業する。
上記の3つの条件のうち、どれか1つを満たす必要があるのです。
最も一般的なのは(1)の高等学校を卒業したあと、学校で必要なカリキュラムを履修し、国家試験にチャレンジする方法です。

視能訓練士の就職先

視能訓練士の就職先で最も多いのは、病院、診療所、リハビリ施設などの眼科です。
このほか、医療系の企業に就職する人、教育・研究機関に勤める人もいます。

眼科医療の進歩でこれまで治療が困難だった目の疾患も、回復が期待できるようになりました。
これと同時に、高齢化による眼科疾患者も増加しています。
視能訓練士は今後、ますます必要とされる専門技能として期待されています。