保健師

保健師の仕事内容

保健師は、人々が健康に暮らせるようにさまざまな活動を行うのが仕事です。
一般によく知られているのは、地域の保健所や保健センターといつた公的機関に勤めて、健康診断、母親学習、生活習慣病の予防、介護予防などを行います。
このほかにも、自宅で療養する高齢者や障がい者を訪問して保健活動を行う、企業に就職して従業員の労働環境を整えたり、健康管理を行ったりする、学校の保健室に勤務して学生の健康管理などに尽力するなど、さまざまな分野で活躍しています。

少子高齢化や核家族の伸展で、戦後の日本の家庭や社会の仕組みは大きく変わりました。
このため、お母さんが子育ての相談をする人がいない、ひとり暮らしの高齢者が孤立するなど、さまざまな問題が生じています。
これらの問題のうち、心身に関する健康面の相談に乗るのも、保健師の大切な仕事となっています。

保健師になるには?

保健師は赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる人たちの健康を守るのが仕事ですから、専門的な知識や技術が求められます。
このため保健師は国家資格となっており、保健師になるためには国家試験に合格する必要があります。

保健師国家試験を受験するためには、まず看護師の国家資格を取得しなければいけません。
看護に関する専門知識がある人だけが、保健師になれるのです。
したがって保健師になるためには、まず看護師の国家資格の取得を目指すのが王道です。
保健師になるための早道は、4年制の大学で看護師国家資格を目指しながら、同時に保健師になるために必要な科目を履修し、卒業時に看護師国家資格をと保健師国家試験を同時に受験することです。

また、4年制大学よりも多少時間は掛かりますが、看護師の国家資格を取得してから、改めて保健師養成学校や保健師養成課程のある大学に編入し、決められた科目を履修して保健師国家試験を受験する方法で資格を取得する人も大勢います。

保健師国家試験

保健師国家試験は毎年1回、実施されます。
過去3年間の国家試験の合格率は90%前後。
2015年は99.4%と、高い合格率となっています。
このことから、きちんと勉強していれば、ほとんどの人が合格できる試験であることがわかります。

ただ、合格率は高いですが、看護師国家資格と保健師国家試験の2つの国家試験に合格する必要があるのですから、勉強量は多く、しっかりと勉強する必要があります。

保健師の職場状況

保健師の主な仕事は、地域に暮らす人たちの健康を守り、病気を予防することです。
地域の健康に関する業務は地方自治体が行うことが多いので、保健師の就職先も地方自治体の保健所や保健センターなどが一般的です。
しかし病院、企業、学校、福祉施設で活躍する保健師も少なくありません。

いずれの職場でも残業が少なく働きやすい環境が整っているケースが多いので、女性でも働きやすい職業となっています。