気になる!先端医療の研究について

先端医療という言葉は最近よく聞きますが、どんな医療が先端なのでしょうか?
研究されている先端医療について、調べています。

再生医療

例えば、さい帯血由来 iPS 細胞を用いた造血幹細胞移植法開発があります。
これは、白血病の根治的治療を目指すものです。
白血病を治すには、現在の所、骨髄移植が基本であり、年間で2万人もの患者さんが、骨髄移植をされているそうです。

一方で、ドナー不足や不適合などの理由で骨髄移植を受けられない患者さんもいるそうです。
また、骨髄移植を受けても、造血幹細胞の数が少なかったために、移植不全を起こし、骨髄移植後の5年生存率は50%以下という厳しいものなのだそうです。
そこで、期待されているのが、万能細胞 iPS 細胞を少量の臍帯血から作って、その iPS 細胞から、骨髄移植可能な造血幹細胞を大量に作ることができないか、という研究です。

血管再生の研究

例えば、動脈硬化や血管炎などが原因で足先への血流が滞って、敗血症となり、下肢を切断するしか命を助ける方法がない状況に陥る患者さんがいらっしゃいます。
そのとき、患者さん自身の血液から採取した血管内皮前駆細胞と呼ばれる血管の元になる幹細胞を注射することで、下肢の血管を再生させ、下肢切断を回避できるのではないか、という先端医療の研究です。

すい臓や肝臓の再生研究

これは、国内にも非常に多い、重度の糖尿病や肝硬変への根本治療、革新的な治療を目指す研究です。
糖尿病患者は国内に約 740 万人、肝硬変患者は約 25 万人いると推計されています。

自己脂肪由来幹細胞を用いた再生技術の研究をおこなっています。
ヒト脂肪組織由来もしくは、ヒト膵外分泌細胞由来細胞からの肝細胞や膵 β 細胞の再生技術の向上を図ることで、 in vivo で機能する水準の技術を確立することが目標です。

視覚再生の研究

現在は修復不可能な網膜疾患において、iPS 細胞の技術を応用し、細胞移植という新しい治療を開発が進められています。
この治療法は、視力を取り戻す効果はないそうですが、研究対象となっている疾患において、視力の低下や失明に至る進行を遅らせたり、進行を止める効果が期待されています。

角膜内皮の再生の研究

失われた視力を取り戻したいと思っている人は、世の中にたくさんいらっしゃいます。
しかし、移植用のドナー角膜は世界的にみても、極端に不足しているそうです。
また、現在の移植技術では、術後の視機能が十分でなかったり、透明性を維持するために、複数回の手術を必要とするケースもあるそうです。

そこで、培養ヒト角膜内皮細胞を用いて、安全で有用な角膜内皮細胞再生医療技術の開発が研究されています。
培養ヒト角膜内皮細胞シートが作製できるようになれば、ドナー角膜1眼分の角膜内皮細胞から、数十~数百眼分の角膜内皮移植材料を得ることができるようになる見込みです。
それにより、ドナー角膜の不足が解消され、より多くの方が将来的に視力を回復できるようになるかもしれません。

拒絶反応が発生しにくくなるなど、現在のドナー角膜に依存した角膜移植術の欠点などを、大幅に改善できると期待されています。

このように昨今様々な医療研究が進められており、それを支える研究者がいます。
医療の発展に力を尽くしたいと考えている人は研究者としての将来を考え、ぜひ未来の医療の担い手になって頂きたいと思います。
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